どんな職種にも共通することですが、
介護職はそれなりに健康にも、体力の維持にも心掛けが必要です。
長く働きたい人は当然のことですが、
ヘルスリテラシーを高めることが必要です。
まずは、ご自身の筋肉の多さを感じてみましょう。
案外少ないことにきっと驚くはずです。
特に気になる部位は「お尻と太もも」です。
もちろん他の部位にも大きな影響がでているはずですが、
その状態を顕著に表す部位ですので、確認してみましょう。
いずれも拮抗筋となる大腰筋やハムストリングスはもちろん、
下半身の筋肉を維持することが代謝率や免疫力にも大きな影響を及ぼします。
歩くだけでは、体力・筋力は維持できない
分かっていても「やらない・できない」と体力は衰えるばかりです。
しかも、筋肉は一定の負荷をかけないと太くなりません。
大きく衰えた筋肉には、徐々にできる範囲の負荷をかけて太くしていきたいものです。
特に中高年ともなると、個人差が非常に大きくなっています。
参考となる人を探して、見習うと出来なかったことも徐々にできるようになると思います。
健康寿命というと、イコール「健康」と思いがちですが、
定義の上では、実は「自立して生活できる体力を維持している人」だといいます。
もちろん一病息災などともいいますから、
病気の数は少ない方がいいに決まっています。
一説によると、高齢者でも毎日長距離を歩く旅をした人は、
自宅に戻った時にかかりつけ医が驚くほどに出立前の高血圧や高脂血症までも見事になくなり、『同年齢には珍しい健康体だ』と褒められたといいます。
これは単なるエピソードではなく、
現代人の生活習慣からくる健康状態を考えることが大切ではないでしょうか。
山梨県旧棡原村(現・上野原市棡原)は、かつて長寿村として知られていましたが、当時の生活は山間深く、自給自足の生活で、高齢者でも体を動かして田畑を耕していたようです。
当時は、地域特有の食事が健康長寿とかかわりが深いと考えられた時代もあるようですが、あらためて考えてみると筋肉と体力の関係は深いように思われます。
昨今は、人生百年時代と言われるようになりましたが、本当の健康を維持しながら、長寿を全うしたいものです。
健康であれば、ある程度の仕事はこなせるのではないでしょうか。
生きる上で仕事に趣味に、新たな目的・目標を掲げてみてはいかがでしょう。