東京都は未だに人口が増えています。
しかし、その中身をみると高齢者人口が増えていることが分かります。
しかも、統計開始以来はじめて75歳以上人口が、
その下の世代65~74歳を150万人を上回りました。
このことは、今後一段と介護が必要となる人の対象者が
急速に増えることを予想させるものです。
既に全国人口は減っているにもかかわらず、
高齢者寿命が延びたことで人口が維持されたり、
東京都のように未だに人口増という自治体まで現れます。
高齢者施設が足りなくなるとか、
介助者、介護者が足りないなどといわれます。
その一方で、健康寿命を延ばそうという試みがなされています。
健康寿命を延ばす
もとより自ら進んで病気になりたいとか、膝の痛み、腰の痛みを欲する人などいないでしょう。
慢性的な疾患も生活習慣病からくるものが殆どです。
その点から、しっかしと筋肉を維持することが
如何に重要かを考えるべきです。
ただ日々歩く程度では筋肉を維持することは出来ません。
一番重要なことは深層筋を緩めて、体の柔軟性を保つことです。
すると姿勢や腰の歪み、骨盤の位置の修正に役立ちます。
健康寿命と一口に言っても、
『老化』という言葉で阻まれてしまって、
その理屈はなかなか容易に理解されません。
誰しも年を取るわけですが、
姿勢の良い人は若々しく、悪い人は年齢を感じます。
姿勢が良いと悪い人に比べて、
肺も開いていたり、骨盤が立っていたりして、
姿勢の悪い人のように妙に腰が揺れたりしないし、
呼吸も楽ですから、疲れにくくなるようです。
まして、体の痛み程度は深層筋を緩めると、
案外早いうちに骨が移動することで痛みから解放されます。
この為には、自分でゆったりとストレッチを行います。
ストレッチといえども動的ストレッチより、
静的ストレッチが筋肉を緩めてくれます。
深層筋が緩むと骨の位置が変わり、
痛みから解放されるというわけです。
そこで頻度が問題ですが、毎日行います。
部位によつて時間が変わりますが、
ひねり、伸ばしを組み合わせて行いましょう。
健康寿命も延び、元気が湧いてくるはずです。
からだを動かさずに介護に近づくより、
からだを積極的に動かして、
介護からどんどん遠ざかりましょう。
そうすれば今後の『東京の介護事情』は大きく変わるはずです。