介護職員の人材確保

公益財団法人 介護労働安定センターの調べによると、東京都内の介護職員の勤続年数は正規職員、非正規職員ともに「勤続年数1~5年」が最も高くなっています。

この背景には、東京都内の高齢者施設が次々に新しい施設が増えていることも背景にあると思われます。それを示すかのように、働く上での悩み・不安・不満等として挙げられているのが、相変わらず
「人手が足りない(50.1%)」
「仕事内容のわりに賃金が低い(42.9%)」
「有給休暇が取りにくい(32.4%)」
「業務に対する社会的評価が低い(31.5%)」

などが挙げられています。

その一方で、「現在の仕事の満足度」といった観点から高いものとして
「仕事の内容・やりがい(59.5%)」
「職場の人間関係、コミュニケーション(50.1%)」

が挙げられていて、介護職としての満足度も高めの数字となっています。

当然技術を要するにも時間が必要ですが、そればかりでなく施設もおのおのの施設や人材、能力などが異なりますから、その意味で慣れるのも一定の期間が必要となります。

慣れることでその方の能力も十分に無理なく引き出すことができますので、同じ職場に長く勤務した方が良さそうですが、転職希望者には誰でも納得できる一定の理由が存在します。

現在お勤めの法人に就職した理由については、
「通勤に便利だから(43.8%)」
「働き甲斐のある仕事だと思ったから(43.0%)」
「やりたい職種・仕事内容だから(42.5%)」
「資格・技能が活かせるから(41.7%)」
「人の役に立ちたいから(30.8%)」

が上位に挙げられていて、「やりがいや資格」を強く感じ取ることができる内容となっていて、 さらに東京では 高齢者施設が地方に比べて働く人にとっては生活の場に非常に近いことによる利点も感じ取ることができます。

その点から、若木ライフにも近隣の在住の方が多くお勤めですが、一般には「通勤」ならぬ「痛勤 」などといわれる首都圏の仕事環境ですから、これらの点での満足度の高い職場環境をつくることで人材の確保にも大いに貢献することになるといえそうです。

カテゴリーBlog